高断熱ってどういうこと?
住宅の断熱化とは、室内外の境界である屋根・天井、外壁、床、窓など(外皮という)の断熱性を向上させることであり、これにより室内外の熱の出入を減らし、より少ないエネルギーで室内を快適に保つことを目的としています。
また、断熱性能を定量的に評価する指標として外皮平均熱貫流率UA値というものがあり、建設する地域に応じて基準が設定され、日本においては「断熱等性能等級」という等級でその断熱グレードが評価されています。
※1 UA値は数値が小さいほど断熱性が高く、断熱等性能等級は数値が大きいほど断熱性が高いことを表します。
※2 地域区分は数値が小さいほど寒いエリアを表します。
ちなみに松本市は4地域となっています。
断熱等性能等級におけるUA基準値(単位:W/㎡K)
等級 | 地域の区分 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
等級4 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | – |
等級5 | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | – |
等級6 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | 0.46 | – |
等級7 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | 0.26 | – |
では高断熱とは一体どれくらいのレベルをいうのでしょうか。
残念ながら高断熱の定義は存在しません。ですので、住宅会社によって等級4を高断熱とうたったり、等級5を高断熱とうたったりとまちまちです。
ちなみに、当社マルセイ住宅は地域に関係なくUA0.39以下を高断熱と定義しています。
そして、通常でも等級6をクリアかそれに限りなく近い断熱性能となっております。